獣になれない私たち7話の感想「そういうもんでしょ」

7話のネタバレ入ってます。

いきなり本題↓

 

「そういうもんでしょ」を基準に生きてる京谷と恋愛関係になって「愛されてる」を実感した晶。

「そういうもんでしょ」の枠を外れないように生きようとしていた結果「朱里さんと私、京谷と出会う順番が違っていたら、私も朱里さんになってたかもしれない。一体、誰の人生を生きてきたんだろう」と、朱里に問いかけていた。

枠を外れて生きることになった朱里と別れた、京谷の性格に気付きながらも、晶は枠の中の心地よさを感じて京谷と付き合っていたけど、彼女が別れを切り出せたのって素晴らしい展開。

 

「僕らは奇跡でできている」では「できて当たり前のことをすごいって言っちゃいけないんですか?」というセリフがあった。京谷の言う「そういうもんでしょ」の中で生きることができる人、できない人。それでもみんながみんな生きていくということの共通項。

2つのドラマも「そういうもんでしょ」枠からはみ出してしまった時でも生きなきゃいけないし、生きてて大丈夫だからと思わせてくれた。

 

そもそも「そういうもんでしょ」枠にこだわって生きるのも難しすぎる。モデルケースに沿って生きるってわかりやすい安心感があって参考にしたくなるけど、こだわり過ぎると理想と現実のギャップに直面して誰の人生を生きているんだろうとなってしまいやすい。

 

「そういうもんでしょ」基準しか知らなかった榮倉奈々は涙して一歩踏み出し、

「そういうもんでしょ」基準に囚われなくなったガッキーは笑顔で一歩踏み出していた。